漢方は中国というイメージが大きいようです。由来は中国ではありますが、それが日本に入って来て日本人の体質や生活を取り巻くすべてに合わせて発展してきた漢方が、今現在私たちの周りで流通している漢方です。
アロマテラピーと似ていて、一人一人の体に合った有効な成分を処方して、心身のバランスを立て直すことが目的とされています。
漢方はアロマテラピーで用いるハーブのみという事はなく、動物の骨(角)や血、鉱物も使います。アロマは民間療法ですが、漢方は医薬品です。
とはいえ一般的に処方される薬に比べて副作用が少なく、慢性の症状に使う事が多いのです。ゆっくりと穏やかに心身の調子を整えるという目的が重視されているので、ぜひ一度どうしても減量の結果が出にくいという方に試してもらいたい手段です。
減量の結果が出にくいからと言って、ただ闇雲に代謝を上げるよう便通の良くなる効果のある漢方を飲むのではなく、カウンセリングを受けて生活習慣、体質や症状を詳しく看て処方される物がおすすめです。
痩身とは健康ということを第一に踏まえた体質改善のつもりで取り掛かる痩身法です。
ですが漢方は保険適応する物もあれば、しない物もあります。頑張っても痩身に繋がらないという事は、大きな病気でなくても何らかの不調があるので慎重に、その人に合った生薬をチョイスします。
ですがこの時点では未病という状態であり、明らかな病名が付いていないので保険適応がなく自費となる事が多いです。
簡単に入手出来る手軽な漢方も良いのですが、色んな減量を試したけれど痩せられないのは、痩身だけでなく健康状態にも支障をきたす症状が隠れているかもしれません。
心身共に健康的な痩身が目標であれば、しっかりカウンセリングして調合する専門医がベストです。保険適応の件、それが未病にどこまで対応出来るかを調べてみましょう。
そして、負担の少ない痩身を行って下さい。身体の内側から改善された痩身は、肌の状態や疲労の回復も違います。
食生活の改善と漢方の取り入れ
食生活が乱れると太るのは誰だって知っている事かと思います。完食は太る、夜遅くに食べたら太る、脂肪分の多い食品は太る。
分かっていても、ガラリと食生活や好みを変えるのは無理ですし、過度な我慢はストレスになって美容に良くありません。しかし痩身と食生活は切り離せない関係であり、減量した先の体重維持や健康にも大きく関わります。
痩身とは健康体が基盤でありその状態をキープ出来なくては本当の痩身とは言えないですから、ゆっくりと確実な方法で取り掛からなくてはいけません。
まずおすすめなのは食生活の改善ですが、食事はいつも通りで間食を控えましょう。太っている人は、実は一回の食事はさほど多くなく間食が多いのです。こんなのを食べても太らないと思うかもしれませんが、事実それが現在の体重を作っているのです。
全く間食しないとなるとストレスが溜まり長続きしないので味の薄い物を多めに摂る事から始めます。
できたらカロリーオフと表示された物、ダイエット食品が良いでしょう。それほど美味しいと感じない物を食べるのは意外に疲れ、食べた事への満足感に繋がります。
そして飲み物は漢方です。漢方でのダイエットは大柴胡湯、加味逍遥散あたりがメジャーですが、手軽に入手できるプーアル茶、杜仲茶から始め、金蓮花、蓮の葉も試してみましょう。代謝や脂肪燃焼を促し体内に溜まるむくみの原因や老廃物の排泄が盛んになります。
漢方はさほど美味しい物ではありません。時折、リラックスと血行を良くする効果のある干日紅やライチ紅茶で、香りを楽しみながら漢方と付き合うのも無理のない健康的な痩身を手に入れる良い方法です。
食べたい物を食べるという喜びも大切ですが、肥満体は成人病を引き起こす症状です。身体を労わる事が先決です。
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